マーケティングやブランド、コミュニケーションの話をしよう。
ブランドやコミュニケーションの話は、このニュースから個人が何を学ぶかという点で強く語るとして、はじめにマーケティングの話をしよう。
今回は、マーケティングの競合の部分と広告の話だ。
テーマは、アマゾンだ。もちろん有名な、通販企業としてのアマゾンだ。IT企業として有名だ。
アマゾンは、ブラック企業だ。
海外のニュースでは有名な話だ。
日本でも労働組合ができただけでニュースになるぐらいだ。
伝えたいこと
アマゾンは、通販企業の勝ち組だ。便利だ。CMも立派だ。立派なIT企業だ。
しかし、ブラック企業である。できれば使用を避けたいところだ。
今回は、通販企業としてヨドバシカメラをおすすめしたい。
そして、サラリーマンとしてどのようにこのニュース分析が生かせるか検討したい。
本文
アマゾンはブラック企業である。
なんたって、労働組合ができたぐらいでビッグニュースになるのだ。
アマゾンは、企業として優秀だ。
通販企業としても強い。中古品仲介というサービスも便利だ。さらに、アマゾンプライムもあり、動画配信企業としても有力だ。IT企業として有名でレコメンド機能という、推奨機能は、かつて買ったもの、検索したものから最適なものをおすすめしてくれるというすぐれた機能を持っている。
さらに、BtoBビジネスとしてのクラウドサービスも好調だ。
今回は、通販企業としてのアマゾンの競合の話だ。
率直に いおう。
ヨドバシカメラは便利だとおもった。(通販業界の市場変化)
アマゾンがあまり好きではない僕は、別の方法を探している。
楽天はサイトが好きではないし社員もつらそうだ。
対抗馬が増えてほしいと思っている。
ヤフーニュースの記事を引用する。
「取り扱っている品目は約370万点に達する」-
(略)
「ヨドバシ・ドット・コム」の売上高は今年度1000億円近くに到達する見通しだ。
アマゾン売上高は、12年で78億ドルで、9000億円と見積もる。
首都圏の人にとっては、十分な代替サイトになっているのではないかな。
Amazonの日本売上高が判明 12年は78億ドル - ITmedia ニュース
まず、驚きがある。ヨドバシカメラの通販部門の売り上げの大きさだ。
1000億円の売り上げはそれだけで大企業といえる。
つぎの驚きは、1000億円の売り上げがまったく目立っていないことだ。
つまり、ヨドバシカメラがテレビCMでアピールしているのは、通販企業や通販部門ではなく、あくまでも小売企業としてのアピールをしているだけだ。
これは、マーケティングとして大変興味深い。
競合の話だ。競合がまったく目立っていない。競合は楽天やその他の通販企業となるだろう。しかし、実店舗をもっているヨドバシカメラは、こう考えているに違いない。
ヨドバシカメラはとくに通販企業としてアピールする必要はない、実店舗で体験してもらうという大変強い強みがある。テレビCMを出す強みはないだろう。
そこで、アマゾンは、賢くマーケティング戦略を展開する。
ただの通販サイトでは、やがて競合においつかれる。利益をあげるために、ブラック企業として労働者を酷使するだけでは意味がない。そのため、IT企業として、クラウドサービスや動画配信サービス、雑誌配信サービスをすすめる。同時に、テレビCMをおこない、メディアにアマゾンがブラックである記事を書かせない。
タイミングもとてもうまい。
最近は、サービスを伝えることを目標としたCMよりも、アマゾンのイメージをよくするCMをおこなっている。
それは、犬がライオンに似た格好をして、赤ちゃんを喜ばせるという広告のお手本のようなCMだ。
どぎついサービスよりも高感度をあげる広告だ。
日曜のさわやかな朝に、赤ちゃんを喜ばせるサービス。これだけで、涙が出そうだ。
アマゾンがブラック企業ということは常識だと思っている。海外ではその激しい働きのわりに給料がすくないことが証明されている。
私が書いた記事は、以下だ。
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com
サラリーマンとして、ビジネスマンとして学べるところ
このニュースからビジネスとして何が学べるだろうか。
やはり、競合という存在とブランドとマーケティングだろう。競合は、マーケティングに含まれる。
まず、マーケティング、競合の存在だ。
アマゾンは、ブラック企業である、ブラック企業というブランドをもっている。そして、競合が存在する。つまり、独占した圧倒的な企業ではないということだ。
マーケティングとして、アマゾンはどうしたのだろうか、ブラック企業という汚名を晴らすために広告をうつのか、それとも社内の労働環境を整えたのだろうか。
アマゾンの戦略
競合に打ち勝つという戦略も大切だが、アマゾンは別の戦略をとった、実にIT企業らしいやり方だ。 一言で言うと、別の商売を始めたのだ。アマゾンがブラックなのは、通販部門なのであって、企業向けクラウドサービスは別だ。さらに、動画配信サービスをはじめた。これらにともない、テレビCMをながした。しかも、ブラック企業というイメージをくつがえすために、最高にさわやかなCMを作った。こうして、ブランド、人々のイメージを、さらりとかわす計画だ。
サラリーマンの戦略
サラリーマンは、アマゾンの戦略から何を学べるだろうか。やはり、コミュニケーションだろう。ブラックなさラリーマンとは、部下から搾取するマネージャーだろう。
マネージャーはそのような悪評がたつまえに、別のスキルをみにつけ、それをアピールする。たとえば、営業・販売のマネージャーで部下の手柄をぱくるひとがいて、ばれそうになったら、事務の管理部門に異動するということも考えられる。それと同時に、事務としての資格、簿記やTOEICの資格や実績をアピールするかもしれない。さらに、さわやかな笑顔を振りまくかもしれない。そのような上司や、危険な同僚には気をつけなければならない。