kanjuseitosyakaitojounetsu’s diary

コミュニケーション(意思疎通)、マーケティング、広告、メディアのブログです。経営分析、投資分析、ビジネススキルの目線もあります。これらの観点から様々な事柄を分析します。

就職先のための転職回数データ

20代や30代は転職の広告をみることが多いと思う。

転職が当たり前というようにCMでいわれるけれど、実際は違います。

今日は転職のデータを紹介します。

 

転職回数のデータ(2018年マイナビニュース会員調査)

 

このグラフをみていただきたいのですが、20代で半分ほど。30代で25%の転職経験です。つまり、あんまり転職しません。

 

次に国際比較です。

ドイツ、韓国、アメリカやアジアの国での平均転職回数のデータです。

 

転職回数データ(国際比較。クルートGlobal Career Surveyとワーキングパーソン調査2012(2012年実施。)若年転職行動の国際比較研究:萩原 牧子)

ドイツが全然転職しません。韓国や日本は同じような傾向です。

このデータの転職回数の分布を見ます。

20代では、0回の転職回数が多数派です。平均転職回数の多い国では一部の人が転職回数が多いのです。

30代の数値をみてみましょう。

0回の転職の人が減りましたが、それでも多数派です。つまり、平均転職回数の違いは、二極化しています。0回の人が多く存在する一方で、四回以上の転職者もいます。複数回転職する人の違いが平均転職回数の違いとなっています。

では、0回の人はなぜ転職しないのでしょうか。

その理由は、次のグラフにあります。

最初の就職先データ

最初に就職したところが公務員や準公務員(NTTみたいなところ。東急電鉄みたいなところです。)そのような安定しているところに就職すると転職しません。

転職する必要はないです。インターネットでは転職をあおる人が多いですが、人が求めているものは安定です。外資系企業わたっていくのは、需要があるので、安定しています。よくあるルートの転職をお勧めします。

日本では、安定した企業が少ないです。そのためのセカンドベスト的な選択肢が必要と思います。

その記事は、次の記事で書く予定です。