蓄電池の将来性分析(住宅と家庭用電池の関係性分析その2)価格の観点
今回は、マーケティングの話をしよう。その題材は、住宅市場だ。
住宅市場は大きく変化すると想定している。その根拠を説明したい。
僕は、住宅市場が大きく変わると分析している。
結論は、蓄電池価格が半額になると市場が大きく変わるという分析をこころみた。
以下、これを説明したい。
伝えたいこと
東北で大地震がおきたのが、2011年だ。そこから時間がたって、いろいろあった。その中で大きな出来事が電気に対する人々の意識だろう。電気というインフラは、人々の生活に大きく影響がある。それにもかかわらず、それらを巨大電力会社に握られているということは人生をつかまれているのと同じことだ。それに対する嫌悪感に人々は気づいた。その結果大きく、電気、電力をめぐる市場は変化した。ひとつが太陽光発電市場だ。もうひとつは、電力を使う側の住宅であって、その電気をためることができる充電池だろう。この市場の大きな変化は見逃せない、なぜなら、人々の心に大きく刻み込んだ市場の変化だからだ。
本文
マーケティングの話をしよう。
ビジネスを立ち上げるなら、市場が大きく変わるところだ。
住宅市場の大きな変化は、
人口減少とエネルギーである電池よるものだ。
人口減少による影響は、
1、人口減少による住宅市場への直接影響
2、人口減少という現実に対する法政策による影響
とがある。
エネルギーによる影響は、
3、家庭用住宅用電池の性能向上、価格大幅下落による影響
4、電力自由化を含む、エネルギーへの意識による影響がある。
今回は、「3、」の住宅用電池の変化(住宅用蓄電池の価格分析市場予想)をとりあげたい
蓄電池価格がボトルネックとなっていることを説明したことは、こちら。
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com
今回は、詳細な価格分析(市場予想)に取り組む。
結論から言うと、2016年に変わる。
EV向けにリチウムイオン電池を量産してきた経験を生かし、価格を他社製品の半額以下に抑える。この分野で先行してきた日本勢にとって大きな脅威となりそうだ。
重要な点は、引用してある。価格が半額になる。これは、驚異的なことだ。
セールスの立場になって考えるとこの商品は非常に売りやすい。消費者は、エネルギーに敏感となっている。
価格分析を続ける。
価格分析
詳細は、以下の記事を参照すてばわかるが、
ここでは、価格の分析のみを抜粋する。
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com
横浜市で、存在する例は、太陽パネル、蓄電池、工賃で総額220万円だ。これは、工賃を大幅に節約した場合であり、電池も特殊な再生電池だ。
一般の人が大量に使えるという、現状を考える。
東芝という商品をもちいるという、現状の前提条件で考えると、電池だけで考えた場合、現状348万円となる。
これでは、ビジネスとしての市場はニッチだろう。
新型電池の登場
ここで、テスラの電池だ。
この電池を使うと、現状348万円が、126万円となる。
横浜市の例である、総額220万円と勝負できる価格となる。
それどころか、大量生産の安定性から安心できる。
蓄電池というボトルネックが解消されることがわかる。
これは、一見甘い話だ。
(中古住宅で、蓄電池を使った場合、電気工事費用が大幅に減少できるが、この観点は別の機会にする。)
このテスラの蓄電池には、ビジネス上の問題はないだろうか。
マーケティングの観点から検討したい。