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kanjuseitosyakaitojounetsu’s diary

コミュニケーション(意思疎通)、マーケティング、広告、メディアのブログです。経営分析、投資分析、ビジネススキルの目線もあります。これらの観点から様々な事柄を分析します。

博報堂のブランドイメージと評判が落ちる。アスカ・コーポレーションとの裁判。60億円の過請求。

コミュニケーション(意思疎通)とブランド、広告の話をしよう。

今回は、博報堂とアスカ・コーポレーションとの間の裁判だ。

簡単に言うと、博報堂がやってもいない仕事で金を請求したという話だ。

今後において注目すべき裁判であるので、紹介しておこう。なぜなら、裁判は情報公開が最大限行われるところだ。

通販化粧品の会社は、広告代理店にとって、ビッグクライアント、つまり上お得意様だ。その上お得意様への大手広告代理店の営業方法が裁判によって公開される。

これは、営業手法を学ぶことにもなるし、大手広告代理店のビジネスモデルとそのビジネスを学んだサラリーマン(広告マン、アドマンとはいえないかもしれない)がどのようなスキルを得るか、そして、その会社に就職すべきか、といった新卒、中途採用を考える応募者にとっても有意義な情報となるからだ。

最近、博報堂は、中途採用を増やしている。

 

 

伝えたいこと

裁判によって、博報堂の営業方法がわかる、これは大きな利点だ。そして、博報堂で働くサラリーマンの考えもわかる。博報堂出身者、内部の人はぼったくるカルチャーがあるとよく言われている。

広告代理店は、自分たちのブランド化に、ブランド力をあげることに力を注いでいる。それに対して、理性をもって分析できる貴重な機会だ。この裁判は注目すべき裁判だ。

博報堂という古い大手広告代理店のやりかたは、日本企業のひとつの形がわかるだろう。電通は、業界をつくっている、博報堂とは違う。博報堂電通の子飼いみたいなものだという印象を抱く人もいる。

そのような視点を持ってこの裁判を見守ることが大切だ。そして、広告業界、コミュニケーションを考えているひとは、抑えておくべきだろう。

 

本文 

博報堂が、アスカ・コーポレーションに裁判を起こされた。簡単に言うと、博報堂がやってもいない仕事でぼったくった、ということである。

60億円をぼったくったのだから、かなりのぼったくりである。

biz-journal.jp

 

記事を引用する。

博報堂から水増し請求を受けたとして、アスカコーポレーション南部昭行社長は5月20日、博報堂を相手取り15億3000万円の不当利得の返還請求を行った。さらに8月16日には、47億8631万円の同請求も行った。博報堂といえば日本第2位の広告代理店だが、なぜ南部氏は同社に対して60億円を超える返還請求を行うに至ったのか。同氏にその真意を聞いた。

 (略)

――刑事事件でも訴えるのですか。

南部 詐欺の立証はそう簡単なことではないと思います。警察の方たちと話をしながら確実にできると判断できればやるつもりです。現在は相談中です。

訴える側は、化粧品会社であまりいいイメージはない、しかし、裁判というシステムに大きな利点がある。

民事事件で争うということだ。裁判では情報の公開が原則である。そのため、誰でも情報にアクセスできる。その情報公開によって、博報堂の営業の手口が日本全国に公開される。博報堂の営業にスキルはいるのか、それがわかる。結論は博報堂の社員や辞めた人に聞いてもいいが、客観的な意見ではないため実は、あまり参考にならない。

口コミサイトで確認すると、博報堂は労働時間がながい、スキルはつかない。なぜなら、日本に2社しか競合がいないからだ。競合とは、電通ADKの2社だ。つまり、ライバルは社内だったりする。社内がライバルだとまともな競争とはいかない。そのため、スキルがつく状態にない。そのことが不満で、すごく仕事のできる、営業やプランナーの才能ある若手は早めにやめる。クリエイティブという部署は話は別だ。

そこそこ仕事ができるやつが残る、これは、電通も同じ構造だ。ADKは女性社員が多いのと、そもそも社員の質の平均(トップの人材を除く。3社のトップ5%の仕事ができる人材だけで広告業界は動いている。そのため、上位5%の待遇は、3社同じである。業界3位のADKの上位5%の人間と博報堂の平均レベルの社員では話にならないほど実力が違う。)が2社より落ちるため、少し事情は異なることは説明しておかないといけない。

結論から言うと、コミュニケーション(意思疎通)について何か興味がないなら、広告業界はやめたほうがいい、広告はつめたいものだ、スキルはつかない、そのような構造、環境があるからだ。

 

博報堂の採用状況について触れておこう。

news.mynavi.jp

そんな博報堂がここ数年実施している「第二新卒採用」の枠を、なんと今年は2倍に拡大するとのこと。リーマン・ショック後の就職氷河期博報堂を志望して、縁がなかった私からすれば、2倍の枠というのは大きなチャンス!

 第二新卒を採る理由は、今までの採用だと使えない、スキルのない人材を取る一方だからだ。そして、すごく優秀な、今まで会社を支えてく多様な人間、そのような候補の人間がやめるからだ。そして、コミュニケーション(意思疎通)のわかる人間を採用したいからだ。ショック的な要素がなければ2倍の採用計画は立てない。

デジタルがわかるとかは、表面的なことだ。

 

 日経新聞では、どう表現されているだろうか。

www.nikkei.com

博報堂は採用数を2倍に増やす。経団連に加盟する企業の新卒採用面接が6月1日に解禁されたが、今年の新卒・中途採用は空前の売り手市場。第二新卒に間口を広げ、優秀な人材を獲得しようとしている

はっきりと優秀な人材と表現している。さまざまな観点から注目すべき裁判だろう。 

 

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