英語公用語化で外国人社員が10倍に増えたということだ。
ソースは、ワールドビジネスサテライト。
楽天が新社屋を公開した。
ビルの名前のクリムゾンは、一橋大学のカラーなんだね。
今回は、楽天の引越しを復習のめんから分析する。
分析の効果
短期的な効果 楽天社員が二子玉川駅にあふれていることがわかる。一万人の引越しだから
長期的な効果 英語公用語化で外国人の雇用に対応しているデータと環境がわかる。また、社内託児所があり、さらに二子玉川という勤務にらくな場所で減少する労働者のうち、女性に働きやすい企業という戦略をとっていることが明確にわかる。つぎに出てくる数字は、託児所関連の数値や女性に関する数値だろうと想定できる。
本文
以前、楽天の引越しについて分析した。
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com
今回は、その復習をして、楽天の戦略がうまくいったかを検討しよう。
(一般的な話では、多くの人は、過去の検証はあまりしないらしい。)
人事戦略で重要な点は、先ほど引用した、「託児所を社内に新設」という点だ。今回目的は、明確に、優秀な既婚女性の確保である。優秀な既婚女性は600万から800万と想定しよう。さらに、楽天は、英語を話せる女性を求めている。競合は、外資系企業となる。
この外資系企業との競争に優位に立つには、女性社員の暮らしに配慮する必要がある。
具体的には、勤務地と居住地との距離だ。
タクシーで帰れる距離がいい。二子玉川という土地は、川崎市と東京都世田谷区の境だ。タクシーに乗れば、数千円で家に帰れる。いざというときにタクシーで帰れる距離というのは、心理的にかなりらくだ。また、日々の通勤時間が減ることも大切だ。
楽天という、ベンチャー企業が成熟している段階だ。その段階では、平均年齢があがって、女性の中途採用で求めるレベルは、外資系有名メーカーなどの人材と競合するレベルになっている。そのような女性に楽天を選んでもらえるには、どうしたらいいかという思考の結果が今回の引越しの一部にはある。次は、女性向けの数値が出るだろう。
ちなみに僕は、フットサル場があったころの二子玉川がすきだったけど。二子玉川のプラットフォームから多摩川の夕暮れをながめる楽天社員がいるのだろうか。