日刊現代の記事によると、
2021年の衆議院選挙の東京1区、東京3区、東京7区、東京8区、東京9区、東京12区、東京14区、東京18区、東京22区、東京23区、東京25区は激戦になるとのことだ。
(東京1区は、千代田区、港区の一部、新宿区の一部。東京3区は、品川区の一部、大田区の一部、大島支庁管内、三宅支庁管内、八丈支庁管内、小笠原支庁管内。
東京7区は、品川区の一部(3区に属しない区域)、目黒区の一部(5区に属しない区域)、渋谷区、中野区の一部、杉並区の一部。
東京8区は、杉並区(7区に属する方南1・2丁目以外の区域)。東京9区は、東京都練馬区の一部(中部から西部)。東京12区は、豊島区の一部、北区、板橋区の一部、足立区の一部(西部:尾久橋通り・日暮里・舎人ライナー以西の地区がほぼ相当)。
東京14区は、台東区の一部(台東区の残部は2区)、墨田区、荒川区。
東京18区は、武蔵野市、府中市、小金井市。東京22区は、三鷹市、調布市、狛江市、稲城市の一部。東京23区は、町田市、多摩市の一部。東京25区は、青梅市、昭島市、福生市、羽村市、あきる野市、西多摩郡。)
このことを前回の2017年の衆議院選挙の結果で確かめてみたいとおもいまして、記事を書きました。
まとめているので、こちらからどうぞ。
東京, 激戦 の検索結果 - kanjuseitosyakaitojounetsu’s diary
今回は、東京都25選挙区全体を分析とsimulationをしました。
二つのsimです。①野党が対立候補を一本化した場合。
②野党が対立候補を一本化した場合+一本化による、投票に行かなかった人が野党統一候補に投票する効果+白票が野党統一候補に流れる効果です。
sim結果-全体-
2017年は、25選挙区のうち、与党21、野党4だった。その野党の当選者は菅直人氏、長妻氏など立憲民主党の有名人。
2017年に野党統一候補の一本化を行っていた場合、与党7、野党18。
2017年に野党統一候補の一本化と、一本化による投票率の向上効果と、白票の一部野党への投票効果をおりこむと、与党1、野党24。与党の1は、自民党平沢勝栄氏。
投票sim詳細
1-4区詳細
5-8区詳細
9-12区詳細
13-16区詳細
17-20区詳細
21-23区詳細
23-25区詳細
sim条件
①野党が対立候補を一本化した場合。
こちらはそれぞれの得票数をたします。シンプルで強力なものです。
②野党が対立候補を一本化した場合+一本化による、投票に行かなかった人が野党統一候補に投票する効果+白票が野党統一候補に流れる効果
投票に行かなかった人は、総務省のデータによります。総務省の目で見る投票率という公式調査があります。
その調査によると、「私一人が投票しても変わらない」、「政治家の違いがわからない」とか、「選挙によって、政治はよくならない」とか、対立候補の一本化していないために、有権者にメッセージが届いていない実情があります。
統一候補を出せば、一人の一票の価値は大きくあがります。そのため、さらに投票に行こうと人々が思うのです。simの数値としては、投票しなかった人の10%、全体の投票率の5%が改善すると見込みました。野党統一候補は、今回の衆議院選挙がはじめてなので、これから認知はあがって行くと思われます。10%(投票率5%アップ)という数値は、調査の数値からは、低めに見積もっています。
白票が野党統一候補に流れる効果
白票はかなりあります。有権者全体の2%ほどです。せっかく選挙にいっても、だれに投票していいかわからない、意味がない、責任をとりたくない、そのような人が大勢います。野党対立候補というメッセージは、その人たちに、明確に行動を促します。
あっさりと、統一候補に投票すればいいのです。無効票の半分が野党対立候補に流れるとしましたが、元々の人数が、投票に行かなかった人の約50%に比べると、2%なので、おおきくずれてもあまり、最終的な結果に大きな影響はないという立場です。
それでは、2021年の衆議院選挙はどうなるのでしょうか。
2021年の候補者は、東京都では、多くの野党の対立候補が一本化された。
2017年の選挙で投票しなかった多くの人が、投票すると、選挙の結果は変わります。自分が選挙に言っても何も変わらないとおもうひとは、東京都では間違いです。変わります。
2021/10/20 15:00執筆