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kanjuseitosyakaitojounetsu’s diary

コミュニケーション(意思疎通)、マーケティング、広告、メディアのブログです。経営分析、投資分析、ビジネススキルの目線もあります。これらの観点から様々な事柄を分析します。

女性映画ポスターはなぜ、ステレオタイプなのか。広告コミュニケーションが適切でないとお客に届かないという映画ポスターの話。

マーケティング 広告 コミュニケーション

今回は、広告とマーケティングの話だ。

 

洋画というジャンルがある。

海外で制作された映画を吹き替えや日本語訳をつけて日本の映画館で上映し

利益を得るというビジネスモデルだ。

映画作品は日本で知名度はないものがほとんどだ。

そのため、広告の出番となる、しかし、映画買い付け会社は小さな会社が多く、

広告予算は少ない。そのため、広告として用いるメディアは、ポスターとなる。

今回は、そのポスターについて考える。

 

伝えたいこと

大衆狙いな、日本人のステレオタイプな外国へのイメージを伝えるポスターは、まったく役に立たない、それどころか、今後も会社を支えてくれるユーザーを取りのがす。

分析を続けると、広告宣伝に対してあまり考えられていないことが浮かび上がる、それは小規模映画配給会社の予算のなさ、人材のなさが推測される。

 

本文

あるtoggeterまとめを見たそれは、以下だ。

togetter.com

 

内容を要約すると、女性が主役の映画ポスターが、制作国と日本で大きく違っていて、伝えるメッセージが日本版と制作国で大きく違っている。

そのため、日本版では、凡庸な作品にみえて、客を逃しているのではないかという点だ。

 ポスターは、伝えたいメッセージをのせることができる。そのメッセージは、狙いとする人、たとえば、コアなユーザー、ヘビーユーザー、ライトユーザーといった対象によってことなる。

 今回のケースで考えよう。洋画、それもハリウッド以外で制作された映画を見る層というのは、映画産業におけるヘビーユーザー、もしくは、コアなユーザーだ。ライトユーザーではない。そのため、彼らに沿ったコアな映画であることをポスターで伝えるべきだ。

 さらにいえば、適切なタイミングやSNSといった適切なメディア選定も大切な点であるが、今回は割愛する。

 今回の問題点は、コアなユーザーにきちんとメッセージが届いていないことが問題だ。それにより売り上げを落としている。

 

 では、なぜ、このようなことがおきたのか。ひとつの仮説を立てる。それは、映画買い付け会社と一般ユーザーの、映画という商品の価格に対する認識の差だ。

 一般の人にとっては、映画は、数ある娯楽の中のひとつだ。それは、コアなユーザーであっても、プロとしている以外は同様だ。その人にとって、1500円出す商品は、結構な金だ、しかも、映画は中身を試し見することはできないから事前に情報はない、

さらに、2時間の上映時間と映画館までの移動時間も含まれる。つまり、コストが高い。

 一方、映画買い付け会社の人は、映画好きなため、映画の優先順位が高い。そのため、映画は相対的に安いとなる。そして、映画買い付け会社の人は、映画になんとなく詳しく、その歴史的背景や、商売のためのマーケティングに詳しくない。

 映画買い付け会社の人は、お客を一般のお客だと思っていて、さらに一般のお客は映画が好きだと思っている。アンケートでは映画が好きと答えるからだ。そして、映画買い付け会社の人も素直に映画の価値を信じているのだろう。

 そのため、ポスターは、一般向けの、ステレオタイプなものになるのだ。

 

 しかし、一般のお客は金を払わない。そのため、映画買い付け会社は売り上げが上がらない。実際に金を払ってくれる、コアユーザー、ヘビーユーザーに向けてポスターを使って、メッセージを届ける必要がある。

 以上のことは、コミュニケーション(意思疎通)、マーケティング、広告、メディアと包括関係の中で考えたことである。これからもこの流れに沿ってニュースを読み解こう。