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三菱商事は、資源ビジネスだけではないという話だ。
分析の結果
短期的な結果
三菱商事の株は下落しているが、減損の結果なので、現金が出て行っているわけではない。資源以外のビッグデータビジネスを行っているため問題は無い。
長期的な結果
会計の知識があれば、分析できる。そして、ビッグデータという時代の変化をとらえておくことが大切だ。
本文
三菱商事が赤字決算となった。
資源ビジネスについて注目しているが、それだけでは足りない。
別の記事でも、資源ビジネスに注目している。
一方、三菱商事は連結最終損益が従来黒字予想から一転して1500億円の赤字(前期は4005億円の黒字)になると発表した。
どちらもチリの銅事業の減損が大きく響き、次いで豪州のLNG事業の減損が影響した。両国とも中国経済減速の影響を大きく受けた形だ。
実際、三菱商事の株価はどうなっているのか。
一ヶ月で、300円の下落だ。10パーセント以上下落している。
これは、資源ビジネスにのみ注目しているからこのような株価になるのだろう。
私の見解は、異なる。三菱商事の強みは、データビジネスだ。その強みは、過去の記事で述べている。三菱商事がローソンと関係を強めていることからわかる。
「三菱商事グループ全体をもっと巻き込んで、グループの総力戦にもっていく。そうしないと勝てない」
3月28日に開かれた会見で、玉塚社長は新体制の狙いをこのように説明した。筆頭株主であり、ローソンの株式を約32%保有する三菱商事。同社との連携を深め、グループ総力戦で戦うために、三菱商事出身の竹増副社長を、社長に据えるという。
筆頭株主との連携を深めるように考えた背景について、玉塚社長は「最近のファミリーマートの動きなどを見ていて、三菱商事グループのリソースをもっと積極的に活用する必要があるという思いを強くした」と打ち明けた。
三菱商事グループのリソースとは何か。それは、pontaカードのビッグデータだ。
それを生かしてビジネスをすすめていく。
これが、三菱商事の戦略だ。国内の厳しい小売業界は成長の余地は、感じられない、さらに日本の人口は、減る、これが通常の分析だろう。しかし、三菱商事は、データビジネスで確かな手ごたえを感じていて、投資を決めた。
三菱商事のデータビジネスについての過去記事は、こちら。
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com
セブンイレブンについての記事は、こちら。もちろん、ビッグデータビジネス狙いだ。
kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com