kanjuseitosyakaitojounetsu’s diary

コミュニケーション(意思疎通)、マーケティング、広告、メディアのブログです。経営分析、投資分析、ビジネススキルの目線もあります。これらの観点から様々な事柄を分析します。

自動車産業はなぜ、人々をひきつける特別な産業なのか。マツダのロータリーエンジン搭載のスポーツカー発表にあわせてブランドと広告の面から歴史的に考察する。

自動車は、移動という意味だけではない。

特別な意味合いがある。我々をひきつけるのは、アフリカからの移動脱出と狩猟本能という、本能と脳みそにしみこんでいるからだ。これを分析し説明しよう。

 

東京モーターショーマツダロータリーエンジン復活、搭載のスポーツカーが発表された。

www.asahi.com

なぜ、これほど、ニュースになるのか。分析しよう。

 

分析の効果

短期的な効果 自動車産業の魅力がわかる、本能に従うことがわかる

長期的な効果 本能に従う、関係する産業は我々をひきつける

 

本文 

自動車産業は、100年のも間、産業の中心だ。日本の歴史を振り返ろう。

戦前の話からだ。鉄鋼産業が花開く、そして造船、自動車、石炭、機械産業という重厚長大産業が成立した。そのころから、自動車産業は存在した。

戦後、繊維、電子部品産業、白物家電産業が生まれた。

さらに戦後、日本は繊維産業、電子部品産業が目立つ。

エネルギーシフトにより、石炭産業が縮小した。夕張炭鉱、九州大牟田の三井炭鉱が衰退していった。トヨタ、ホンダはアメリカの排ガス規制を克服し、日本車がアメリカで売れた。

そして、貿易摩擦とつながった。

最近のニュースで言えば、フォルクスワーゲンの話だ。(フォルクスワーゲンのニュース分析は、こちら。)

また、貿易摩擦は、TPPにつながる。

90年代にはいり、造船業が鉄鋼も衰退した。00年代にはいり、白物家電も衰退した。SANYOはパナソニックに吸収され、SHARPも縮小した。NECは、携帯電話から撤退した。

iPHONEに日本の携帯電話産業は滅ぼされた。

一方、トヨタは世界一の自動車会社に成長した。クライスラーは、フィアットに買収された。

この歴史を見るとわかるように、自動車会社は常に産業の中心であり続けた。

これは、広告会社からクライアントとしてみると、非常に有望だ。

広告会社は、ブランドのつくりを手伝うのだが自動車産業は中心であるために、

自動車会社は、専門の広告チームを会社内部に持っていた。

また、自動車は世界中で売れる商品であるため、グローバルな広告会社と相性がいい。

 広告マンは、そのときそのときの主役にたいして、
広告サービスを提案する、変わりゆく、市場と顧客を分析し、
適切な広告サービスを提供する。自動車は、常に主役の一つだ。

理由
  その理由は何か。これまではっきりと語られないが、
移動という本能に関わる産業だからだ。アフリカから人々は移動した。
我々は、そもそも移動する人々だ。自動運転社会と、
楽しみのための自動車産業は、同時に成立しうる。
我々の本能が変わらないからだ。

一冊の本がある。人類の身体的構造を説明したものだ。本能に関わる部分だ。

www.amazon.co.jp

書籍の中身は、以下のブログが詳しい。

 

身体のリバースエンジニアリング『人体 600万年史』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

衝撃を受けた答えの一つは、「わたしたちの身体は、"走ること"に適応している」である。人類の進化の決定づけるものは直立二足歩行の獲得だが、さらにその先を考える。弓矢や網などの道具が発明されていない長い期間、どのように狩猟をしていたかという問いに対し、腐肉漁りだけでなく、走ってとらえていたというのだ。

(略)

もう一つ驚いた仮説は、「わたしたちの口腔は、しゃべることに最適化されている」という主張だ。もちろん、音を震わせたり区切ったりできる唇や舌や歯、トーンや音量を操る喉や頬、音程を調整する鼻、声道や肺も含めて、人の器官はしゃべることに最適化されていることは理解できる。驚くべきはそこではなく、「人体の設計ミス」と揶揄される、気道と食道の配置についてもそうだという点だ。

我々は、アフリカから移動した歴史がある。もちろん徒歩だ。それらのうちほとんどは失敗したが現在我々は、生き延びている。それは、移動の本能、徒歩と走りなのだ。

また、我々は、意思の疎通の生物だ。本能、移動する喜びを他者に伝えることだ。

つまり、移動の本能を最も刺激する商品が、自動車なのだ。移動するためだけのものではない。移動と意思の疎通で生き延びてきた我々は、自動車産業とそのブランドを人に伝えずにはいられない。

自動車があまりに本能を刺激するために、自動車をただの移動手段とは、我々はとらえることができない。

人馬一体というキャッチコピー。これがあらわすことだ。

 

以上の事実が、プランとして我々が知るところだ。

それを形にすると、以下のCMになる。

 


ボルボ CM ジャン=クロード・ヴァンダム - YouTube