kanjuseitosyakaitojounetsu’s diary

コミュニケーション(意思疎通)、マーケティング、広告、メディアのブログです。経営分析、投資分析、ビジネススキルの目線もあります。これらの観点から様々な事柄を分析します。

なぜ、ワタミの時代は終わるのか。ワタミバブルの終焉。ワタミ介護事業売却とワタミブランドの悪影響。

ワタミが介護事業を売却する。

ワタミバブルがおわることを意味する。この事象の意味を分析してみよう。

 

分析の効果

短期的な効果 デフレ産業というバブル状態のブラック企業が終焉をむかえる時代の変化を感じれる。

長期的な変化 デフレ産業というバブルが消えた。そして、その企業はブラック企業というブランドだった。バブル状態の前半では、ブラック企業というブランドは、バブルの効果に隠れた。後半、ブラック企業というブランドは、企業にとって大きな傷となった。そしてバブルが消えた。

身近なバブルを見つけて生き抜くことやバブルに惑わされない視点が身につく。

 

本文

ワタミが介護事業を売却する。

www.nikkei.com

zasshi.news.yahoo.co.jp

厳しい状況は外食にとどまらない。これまで収益を下支えしてきた介護、宅食の両事業も苦境にあえいでいる。
 2013年初に90%を維持していた老人ホームの既存棟入居率は、7月末には78.2%まで落ち込んだ。「広告だけに頼り、医療機関などへの小まめな営業ができていなかった」(中川直洋執行役員)側面もあるが、あるグループ関係者は「不祥事が大きく報道されたことで信用を失った」とささやく。
 2013年に入浴中の死亡事故が発生したほか、今年2月にはノロウイルスが原因で入居者が亡くなった。命を預かる事業だけに、こうした事案が少なからず入居率に影響したと考えられる。
 右肩上がりで成長を続けてきた宅食事業も、配食数が減少傾向にある。高齢者市場の拡大をにらんで2008年に参入したが、ここ数年で多くの競合が台頭し、健康をうたった類似商品が続出。
 外食や介護におけるネガティブイメージも重なり、直近7月の1日当たり配食数は24.2万食と、2013年後半のピーク時から16%減の水準まで落ち込んだ。

 

縮小経営に入った。

これは、何を意味するのだろうか。

残念ながら、ワタミのブランドイメージはブラック企業だ。

デフレ産業という従業員の給料を削り、円高で安い原料を用いて、サラリーマン向けにそこそこの居酒屋を経営する。上場し、その資金で、低賃金で行える介護事業に取り組んだ。

 

低賃金労働者に対するマネジメント一本のワタミは、デフレかつ円高という前提条件の間は、

経営状況はよかった。その職場環境がブラック企業の代表といわれ、ブランドイメージが悪くても利益を出し続けた。

その状態で、アベノミクスがはじまった。

インフレ志向の金融政策だ。低賃金労働者が集まらない。

(すきやワンオペをおもいだしてほしい。)

次に、円安となり、原材料価格が上昇する。

その状態で、顧客の状態も変わった。アベノミクスによる金融政策で、金持ちは金をもった。

そして、サラリーマンは、実質賃金が下がった。もはや、ワタミにさえいけない。

これらの記事は、こちら。

 

kanjuseitosyakaitojounetsu.hatenablog.com

 

ワタミは、高級な顧客に対する経営実力はない。ワタミの強みは、低賃金労働者マネジメントだ。これは、富裕層にはうけない。ワタミ事業ポートフォリオには、富裕層をターゲットにした事業は強みを持つものはない。

ワタミは、一方目立たないが社会に大きなダメージがあった。

居酒屋ワタミで働き、疲弊し、退職し雇用保険を使う。社会的ダメージだ。

雇用保険は、6兆円の残高があり、多少の浪費は目立たない。)

 

まとめ

ワタミは、雇用保険というみえにくい、社会保険を利用してきた。

そのことは目立たなかった。

そのバブルは、もろい前提条件で成り立っていた。つまり先進国で当たり前に行われている金融政策と雇用制度があれば消えるバブルだ。そして、その前提条件はあっさりと消える。日本の労働人口を考えれば将来的に低賃金労働者が足りなくなり、バブルが消えるのは明らかだった。さらに、バブルがすぐに消えたのは、日本の税制が富裕層にあまかったことと、ブランド価値を理解できない経営層の存在だった。

 

これが、ワタミアベノミクスバブルの真相である。

ワタミは、消える。